木材市場イメージ

木造建築は健康的

森林資源の豊かな日本ならではの、木造建築。

 古くから、神社や寺、もちろん住宅にいたるまで、木造の建築物が殆どでした。
 木造の建築物は石やレンガなどの建物と違い、開放的な空間が作れます。
 高温多湿の日本の気候条件にぴったりです。また、健康にも良いのです。

 

木の家に住むと長生き!?

 何十年、あるいは何百年と風雪に耐え成長してきた木材。その風合いだけでなく、木材には様々な魅力と効果があります。木製、金属製、コンクリート製の3つのゲージマウスを飼育した実験では、木製ゲージの生存率が高く、また成長するのも早いことがわかりました。また、木造住宅に住んでいる場合、乳ガンの発生率が低いというデータもあります。木造の方が9歳長生きできるとも言われています。
 老人ホームを例にとると木材が多く使われていた方が、インフルエンザや骨折、不眠症などの発生率が低いそうです。木材を使った住宅は健康や長寿に貢献しています。

木の家で健康生活!木はダニ、
カビ雑菌に強い!!!

 気管支喘息の50~90%は室内のダニが原因とか。。
 木が放出する「アルカロイド」という成分は、ダニ、カビ、雑菌の繁殖を防ぐ働きがあります。
 木の床に変えるだけで、木の調湿作用が湿気を好むダニやカビを減らしてくれます。



有害な紫外線を吸収!!!

 380nm以下の波長の光(紫外線)は皮膚ガンの原因になるなど、人間の体に悪影響を及ぼします。
 木材はこの有害な紫外線を吸収し、暖かみを感じさせる波長の長い赤外線を反射し、まぶしさを抑えます。
 木材は目にもやさしい材料です。
木の香りでリラックス!!!
 森林浴で知られているように、この香りには心を落ち着かせ、リラックスさせてくれる効果があります。その主な成分はフィトンチッドと呼ばれています。
 実験の結果では、血圧を下げる、ストレスホルモンの減少、脈拍数の乱れの減少などに効果があるそうです。

木は鉄より強い!!

一般的には木は燃えやすいという先入観があります。
 しかし実際には木材の燃焼スピードは決して速くありません。これは表面の焦げた部分が保護膜となり酸素を遮断するためです。ある程度以上の厚さがあれば表面が焦げるだけで、内部まで燃えません。
 また木は、同じ重さの鉄やコンクリートに比べ、引っ張る強さは鉄の約4倍、圧縮する強さはコンクリートの約4倍と言われます。
 地震などの振動エネルギーは、建物の重さに比例するので、重量が軽くできる木で作られた建物は地震に対して有利と言えます。